ペンポイントがなく、ステンレススチールの横長なペン先となっているのがお分かりいただけるでしょうか?
真正面から見るとこんな感じです。平たいペン先には余計な(?)ペンポイントが付いておらず、潔くステンレススチールのみのニブとなっています。
真裏から見ると、このように横長の平たいペン先となっているのが更に分かりやすいかと思います。
結果として、以前 0.7mm 程度だった縦線の線幅が 0.9mm 程度となり、より筆跡の横幅差が大きくなりました。カリグラフィーペンとして売られている万年筆のニブに近づいたかと。
ペン先の研磨は入念に行いましたので、見てのとおり角ばった箇所はなく、滑らかなペン先に仕上がりました。書き味も、まったく引っかかりを感じず、Mニブで書いているかのような滑らかさです。
なかなか良い万年筆に仕上がったかと思います。