No Pen, No Life

ボールペン改造と万年筆(素人)調整

August 2018

無印ボールペン(アルミ軸)のリフィル交換 ゲル化

 無印良品にアルミ軸のボールペンが売られています。www.muji.net では、「アルミ六角ボールペン 0.7mm・黒・ニードルタイプ」490円 となっています。

20180828_muji_before


 おそらくこの軸、OHTO の OEM と思われます。リフィルは OHTO の No.897NP ですか。
 写真上が 無印に入っていたリフィル。下が別の OHTO OEM 品に入っていたリフィル。下側のリフィルには OHTO No.897NP と刻印されています。

20180828_muji_ohto_x2


 NP は Needle Point の略で、ペン先(チップ)部分が針のように細くなっていて、筆記の際にペン先が紙に接触している箇所が見やすくて良いのですが、油性インクということもあってかペン先のコントロールがうまくいかず、字が思ったように書けません。
 そこで、リフィルをゲル化します。といっても今回は大した事ありません。改造というのもはばかられるような簡単な作業です。初心者向け改造程度でしょうか?
 今回使用するのは、ぺんてる スリッチーズ用のリフィル BGR5 ブルーです。

20180828_muji_ohto_sliccies


 無印の元のリフィルと比べると、同じく Needle Point ですが、長さが 9 mmほど長いのと、スプリング止めのクリンプがありません。そこで、長さはリフィルの後ろを切るとして、クリンプをどうするかがポイントとなります。

 やることは簡単で、テープをクリンプがある同じ位置に巻くだけです。私は、アルミのテープを使ってます。アルミのテープは幅が 40 mm あるので、15 mm の長さに切って 40 x 15 mm の短冊にします。15 mm 幅のテープをリフィルに巻いてクリンプの代わりにするわけです。

20180828_sliccies_mod

 写真下が、スリッチーズ リフィルをカットしてアルミテープを巻いた改造後です。
 これで完成です。

 で、リフィル交換後ですが、

20180828_muji_after


見た目は変わりません。変わっても良いのですが、今回は交換前後で Needle Point と同じ形状だったので、変わりません。が、油性からゲルに変わったので、書き味は良くなりました。ペン先のコントロールも思ったようにできます。色もブルーにしたので、その点も好みになりました。

 以上の、長さ調整とバネ止め追加を応用すると、使う軸、リフィルの組み合わせが増えますので、可能性は広がるかと思います。

Platinum Century #3776 の引っかかり解消

 少し前に LAMY AL-star の引っかかり解消という内容の記事を書きましたが、今回は Platinum Century #3776 です。

20180811_3776all

20180811_3776up

 できることなら、金ペンには手を加えたくなかったですね。素人が自分で調整すべきものとは思ってません。プロの手に任せるべきものでしょう。
 何が問題だったかというと、引っかかるのです。とっても。しかも私の #3776 は中字です。最初はペンポイントが荒れていて紙との摩擦が強いのかなと考えていたのですが、紙を引っかいていることが分かりました。こうなると書いていてもまったく楽しくありません。

 そこで、電車で行ける距離の場所でペンクリニックが行われるということだったのでもっていきました。ペンドクターとしてはかなり高名な方に見ていただくことになりました。待ち時間1時間半です。どのような高名な方かお察しいただけるかと。
 ようやく回ってきた私の順番。症状を説明させていただきました、はっきりと「引っかかる」と。で、どのような方法で解消していただけるのかとても期待しました。恐らく素人などには及ばないような高度なテクニックで引っかかりを解消してくださるに違いない.........。
 やっていただいたのは、耐水ペーパー(番手は不明)の上でペンポイントをクルクルと回すおなじみの処置でした。しかしながらそこはプロ、こんな単純な動作でも神の手によって引っかかりを解消してくれているに違いない、と期待しました。高名なペンドクター曰く「全然違いますよ」。期待に胸膨らませて試し書きしてみました...............はい、「『全然』変わりません」と心の中でつぶやきました。期待が大きかっただけに高名なペンドクターに面と向かって「変わらない」と声に出して言うことはできませんでした。
 持ち帰って自宅でいつものように書いてみましたがやはり引っかかります。さてどうするか。金ペンとはいえ、書いて楽しくないペンを無理して使ったり、そのまま使わず飾っておくのも不毛ですし、意味がありません。意を決して自分で調整することにしました。

 やり方は前回の LAMY AL-star に施したのと同じ要領です。
 まずはルーペでペンポイントを観察します。
 1 ペンポイントは左右でずれてないか?
    ずれてませんでした。さすが Platinum の金ペン。
 2 ペンポイントに紙を削るような成型不良はないか?
    これもなさそうです。さすが (以下略)
 3 ペンポイントのスリットのエッジの様子は?
    エッジが立っているようには見えませんが、丸くもなってません。

 何度か角度を変えて書いてみて、やはりスリットのエッジに問題がありそうと判断しました。

 ネットでいくつか引っかかり解消方法の記事を探しましたが、やはりスリットのエッジを研磨するのが王道のようです。ただし、研磨の仕方には色々あるようです。それらの方法も試してみたのですが思ったように研磨できず、結局、私には自分で考えた方法がぴったりでした。

 前回同様、スリットにラッピングペーパーを挟み込んで、スリットのエッジを削るようにペンポイントを紙に押さえつけながら前後に動かして削ります。今回は、#4000 ラッピングペーパーのみを使いました。何度か研磨と確認を繰り返してようやく納得のいくていどにまで引っ掛かりを解消できました。

 最終的なスリットのエッジですが、ルーペで見ても研磨できているのかできていないのかわからないほどでした。微妙なエッジが引っかかっていたと思われます。

 という次第で、私はやむにやまれず自己責任で金ペンの調整を敢行しましたが、お勧めはしません。
やはり、まずはペンクリニックに持っていくべきでしょう。

100均 DIY でインクスタンド

 万年筆インクの小分けは、TAMIYA の 10ml 瓶を使っている方が多いかと思いますが、私は全てのインクを一旦 10ml 瓶に入れて、そこからコンバーターで吸い上げるようにしています。元の大瓶(50ml 程度) に余計な不純物が入ったりするのを防ぐためです。
 しかしながら全色を 10ml 瓶でそろえると机の上もまとまらないので、インクスタンドを作ることにしました。元の素材は、セリアで買った小物用木箱です。この木箱に棚を2段追加して3段置きのインクスタンドとしました。

20180728_ink_stand_01


 横にちょうど5本の瓶が入るので、3段にすることによって15本の瓶が入るインク棚ができました。
 他の小物用箱を調達すれば、もっと多くの瓶が入る棚を作ることも可能かと思います。

 斜めから見るとこんな感じです。奥行きもちょうど良く、それぞれの 10ml 瓶を取り出すのも簡単です。奥行きは、背後に厚手のダンボールなどを入れれば更に浅くすることも可能です。
 10ml 瓶のインク残量が分かりにくいので、背後にアルミ箔を入れてインク残量が見やすいように使用と考えています。

20180728_ink_stand_02
 
 このインク棚のおかげで机の上がすっきり片付きました。
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