No Pen, No Life

ボールペン改造と万年筆(素人)調整

ニブ

ダイソー万年筆のスタブ化 Ver.2

 以前、ダイソーの万年筆をスタブ化しましたが、筆跡の線の縦横差があまりないので面白みに欠けました。そこで今回は、さらにニブ先を研磨してペンポイントを全て削り落とし、カリグラフィーペン並みの縦横差の得られるスタブニブとしました。

20180728_daiso_stub2_01

 ペンポイントがなく、ステンレススチールの横長なペン先となっているのがお分かりいただけるでしょうか?

 真正面から見るとこんな感じです。平たいペン先には余計な(?)ペンポイントが付いておらず、潔くステンレススチールのみのニブとなっています。

20180728_daiso_stub2_02


真裏から見ると、このように横長の平たいペン先となっているのが更に分かりやすいかと思います。

20180728_daiso_stub2_03

 結果として、以前 0.7mm 程度だった縦線の線幅が 0.9mm 程度となり、より筆跡の横幅差が大きくなりました。カリグラフィーペンとして売られている万年筆のニブに近づいたかと。
 ペン先の研磨は入念に行いましたので、見てのとおり角ばった箇所はなく、滑らかなペン先に仕上がりました。書き味も、まったく引っかかりを感じず、Mニブで書いているかのような滑らかさです。

 なかなか良い万年筆に仕上がったかと思います。

ダイソー万年筆のスタブ化

 おなじみのダイソーで売っている万年筆です。
 これをスタブ化したので、その顛末を書きます。
 買ってきてそのままの書き味については、この固体が当たりだったのか、インクフローもよく引っかかりもなく滑らかに書ける、いかにも中字という感じの物でした。
 そのまま使っていれば良かったのですが、どうしても手を加えてしまいたい衝動に駆られてペンポイント(ニブの先の)の片側をラジオペンチで摘んでほんの少しだけ力をかけたらペンポイントがポッキリと折れてしまいました。私には右側だけ曲がっているように見えて、それを修正したかったのですが .....。
20180708_daiso00


 元々 100 円ですし、やってはいけないペンポイントをラジオペンチで摘んで力を掛けるなどということをしてしまったので、ここは「失敗を次に活かそう」と一旦ゴミ箱に投げ入れたのですが、はたとスタブにすることを思いついて、ゴミ箱を漁りました。

 よく見るとペンポイントにつけてある金属(イリジウムかどうかは怪しい)も若干残っていたので、これを活かす形でペン先を #800, #2000, #4000, #8000 の耐水ペーパー、ラッピングペパーを駆使して自分で納得できる程度に形成してみました。

20180708_daiso02

20180708_daiso01

20180708_daiso03
 こんな感じになりました。
 もっと削ってカリグラフィペンのペン先のように横幅の広いペン先にしても良かったかもしれません。

 書き味は、とりあえず元通りの滑らかさを取り戻せました。太さは、それほど太くもならず、スタブというほどの縦横差もあまりありません。
 罫線間隔 8mm の紙に書いています。

20180708_sho

20180708_sui

 一度はゴミ箱に行ってしまったダイソー万年筆の再生方法としては、悪くないかと。
ギャラリー
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