No Pen, No Life

ボールペン改造と万年筆(素人)調整

Al-star

LAMY風コンバーターをLAMYで使用可能にする

更によくわからないタイトルとなっています。例によって別の表現をすると
「見た目は LAMY safari/Al-star のコンバーターとして使えそうだけど、LAMY safari/Al-star で使うと口が緩くてインクが漏れてしまう中華コンバーター(LAMY コピーの出来損ない)を真正LAMY safari/Al-star で使用可能にする」ということです。

作り方は簡単.....例によって三行で説明できます。
 1. LAMY のインクカートリッジから”口”のパーツを取り出す。
 2. 中華万年筆に付いてたりする LAMY風(出来損ないコピー)コンバーターの”口”付近を輪切りにする。
 3. 2.の輪切りにしたコンバーターに 1.のパーツをはめ込む

つまり、やることは前回の「プラチナコンバーター化」と同じです。一点だけ異なるのは LAMY のインクカートリッジを使用すること。"口"のパーツの外し方もプラチナカートリッジと同様ですので省略させていただきます。
注意点としては、LAMY の"口"のパーツは柔らかくて割れ易いので、取り扱い要注意です。最悪、使用中に割れてしまうことも考えれれます。

実は、中華コピーの LAMY safari に LAMY インクカートリッジを挿したら口が割れてインクが全漏れしたことがあります。原因は中華コピーコンバーターの口は内径が大きめで、ペン側も太めに作ってあったため LAMY インクカートリッジの口が割れたということなのですが、ほんの僅かなサイズ違いでも簡単に割れてしまうのが LAMY インクカートリッジの口です。
何れにせよ、LAMY インクカートリッジの"口"のパーツは割れ易いのでくれぐれもご注意を。

もう一点。LAMY インクカートリッジの"口"のパーツはカートリッジ本体に熱圧着されているようで、ポロリとは外れません。"口"のパーツをカートリッジ本体から引き剥がすようなことになりますので、外れた"口"のパーツは見た目あまり美しくないです。が、使用には耐えられる程度ですので、見た目を気にせず使ってます。 

出来上がりはこの様になります。

LAMY_conv_000


元の「中華コンバーター(LAMY コピーの出来損ない)」はこんな感じです。いかにも LAMY safari/Al-star で使えそうに見えます。が、真正 LAMY の safari/Al-star に挿してもゆるゆるで使えません。インク漏れどころか挿すことさえままなりません。
なお、「中華コンバーター(LAMY コピーの出来損ない)」にはサイズが色々あって、今回の改造には向かないものもあるのでご注意を。具体的には、赤いつまみの部分が太くて真正 LAMY safari/Al-star には入らない物が存在します。この改造を施す前にその点は確認しておいたほうが良いかと。

LAMY_conv_001


で、取り外した LAMY インクカートリッジの"口"のパーツはこんな感じです。カートリッジ本体から剥がした跡がどうしても残ります。ただ、剥がした部分は、コンバーターに入るので、見た目は多少マシになります。

LAMY_conv_002


真正 LAMY Al-star に挿してみました。元の「中華コンバーター(LAMY コピーの出来損ない)」には本体横にポッチが付いてないので、"口"だけで固定することになります。元々インクカートリッジにはポッチは付いてないですし、他のブランドの万年筆のコンバーターにもポッチは有りませんので、十分使用には耐えられるとは思いますが、注意が必要です。特にこのコンバーターでインクを吸い上げる際、首軸を持って赤いつまみを回していると"口"の部分が滑って回ります。最悪、コンバーターが抜けてインクまみれになる可能性もありますので、インク吸い上げ時には十分な注意が必要です。

LAMY_conv_003


現時点で、Al-star で使っています。一応使えています。インク吸い上げ時にコンバーターが外れそうになりました。インクカートリッジの"口"のパーツは滑り易いように作られているようです。

再度書いておきますが、LAMY インクカートリッジの"口"のパーツは割れ易いので、恒久的に使うことは出来ないと思います。数回使ったら潔く捨てましょう。


注意
⒈ コンバーターが割れて”口”のパーツのみ万年筆側に残ってしまうという事故が起こる可能性があります。
もちろん、同時にインク漏れも起こります。
⒉ 万が一、コンバーターが割れて”口”のパーツのみ万年筆側に残ってしまった場合は、先の細いラジオペンチ、ピンセットなどで取り外すことが出来るかもしれません。

LAMY safari/Al-star で Platinum Preppy Nib を使う

 今回は不可逆改造ですので、後戻りはできない改造となります。

 まず、LAMY Safari/Al-star ですが、その Nib のペンポイントの太さは EF = F = M とも言われています。
 私も 太さ M 並みの EF Nib Safari を所有しています。バラつきと言ってしまえばそれまでですが、Safari/Al-star の Nib は概して太目と言ってよいでしょう。
 がしかし、Safari/Al-star で Platinum, Pilot, Sailor 並みの EF Nib を使いたいという欲求もあろうかと思います。今回はその欲求を満たすべく、Safari/Al-star で日本製並みの EF Nib を使うための改造です。

 方法は2つあるかと思います。
   1. Safari/Al-star の Nib を研いで、真の意味での EF あるいはそれよりも細くしてしまう。
   2. 日本製万年筆の F or EF Nib を safari/Al-star で使う。

 "方法 1." は誰でも思いつくことですし、net 上で探せば実際にやっている例も見つかりますので、ここは敢えて "方法 2." で行きたいと思います。
 その方法は Preppy の Nib を safari/Al-star で使えるようにする、です。
 実は、どこかの Web で「Preppy の Nib を Safari で使っている」という文章を読んだことがあります。文章だけで実際の写真などは見たこと無いのですが、確かに Preppy のNib を見てみると、Safari/Al-star の Nib に似通った特徴があります。
  ・ Nib が直線的に形成されている。
  ・ Nib をペン芯に挟みこむような構造で、Nib 全体が露出している(首軸に入る部分が無い)

20181107_01

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 何とかなりそうです。(撮影には事情により Preppy の 03 Nib と 05 Nib が混在しています)
 そこで、Preppy Nib を safari/Al-star のペン芯に入れようとすると、

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20181107_05


入りません。

 まず、ペン芯に密着させるための Preppy Nib の両側の「爪」と言っていいんでしょうか、その「爪」の間隔が safari/Al-star のペン芯に対して狭すぎます。そして、その「爪」がペン芯を挟み込むにはペン芯との間に隙間がありすぎます。
 ですので、修正方向としては、Preppy Nib の「爪」の部分を横に広げると同時に、高さ方向を低くします。やりかたは、ペンチで「爪」を挟みながら、力任せに「拡げて、低くする」を実行するだけです。



 なんとか、できました。

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 Nib に多少歪ができてしまいましたが、何とか修正できました。
 これを safari/Al-star のペン芯に入れると、ちょうど良い具合に入ります。

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 ただし、長さ方向にはペン芯のほうが長いですし、上から見るとペン芯が Nib からはみ出て見えます。そこで safari/Al-star のペン芯を削り...............ません。safari/Al-star の改造はさすがに躊躇します。
 しかしながら、見た目さえ妥協すればこのままでも使用は可能です。Nib をペン芯に対して少し前方向に出せばペン芯が紙に当たることなく筆記することも可能です。とことん改造するなら、ペン芯を削るしかなさそうですが。

 という次第で、Safari/Al-star のペン芯を削る手前までの改造でしたが、 Preppy の Nib を改造すれば LAMY Safari/Al-star で使えることが確認できました。Preppy Nib は 03, 02 とかなり細いペンポイントの Nib がありますので、比較的安価に Safari/Al-star を極細万年筆として使用することが可能となります。
ギャラリー
  • LAMY safari/Al-star で Platinum Preppy Nib を使う  〜完成編〜
  • LAMY safari/Al-star で Platinum Preppy Nib を使う  〜完成編〜
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  • ダイソー万年筆の遊び方
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