No Pen, No Life

ボールペン改造と万年筆(素人)調整

safari

LAMY safari/Al-star で Platinum Preppy Nib を使う 〜完成編〜

 以前、Platinum Preppy の Nib を改造して LAMY で使えないかという試みをご紹介しましたが、前回は、 Nib の改造だけで実際に LAMY に載せ替えるだけの度胸がありませんでした。実は、今でもその度胸はないのですが......

 しかしながら、載せ替えたら実際にどうなるのかという確認ができる環境を整えたので、ご紹介します。

 結果です。

IMG_6668

 ペン芯に Platinum Nib が載ってます。
 実はこのペン、LAMY safari ではありません。所謂中華万年筆の LAMY safari コピーです。細かくは safari とは異なりますが、パッと見は safari です。
 さらにペン芯も元々このペンで使われていたペン芯ではなく、中華製の補修部品を手に入れてそれを使っています。
 それでも、LAMY safari で載せ替えればこんな感じになるのだという参考にはなります。


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真正 LAMY safari と比べてみました。載せ替えに使った中華ペン芯が奥まで入りきらずに少々飛び出てますが、 Platinum Nib の短さをカバーしてバランス的には悪くないかと思います。ただやはり短い分、ずんぐりした印象になりますね。


 裏はこんな感じです。

IMG_6670


 中華ペン芯の先を、Platinum Nib のペンポイントと干渉しないように 1mm ほど削ってます。また、上から見た際にペン芯が Platinum Nib の横からはみ出して見えないようにペン芯の先の左右も削り込んでいます。

 インクを入れて使ってみました。書き味は Platinum そのものですが、safari のガイド(親指と人差し指の当たる窪み)があることで、Platinum と safari のいいとこ取りしたような感じになりました。Platinum の 02 Nib を使えば LAMY safari では得られない極細の万年筆となりますし、応用は色々考えられます。
 ただし、LAMY safari にこの改造を施すのは度胸が必要ですので、そこだけハードルが高いです。

LAMY風コンバーターをLAMYで使用可能にする

更によくわからないタイトルとなっています。例によって別の表現をすると
「見た目は LAMY safari/Al-star のコンバーターとして使えそうだけど、LAMY safari/Al-star で使うと口が緩くてインクが漏れてしまう中華コンバーター(LAMY コピーの出来損ない)を真正LAMY safari/Al-star で使用可能にする」ということです。

作り方は簡単.....例によって三行で説明できます。
 1. LAMY のインクカートリッジから”口”のパーツを取り出す。
 2. 中華万年筆に付いてたりする LAMY風(出来損ないコピー)コンバーターの”口”付近を輪切りにする。
 3. 2.の輪切りにしたコンバーターに 1.のパーツをはめ込む

つまり、やることは前回の「プラチナコンバーター化」と同じです。一点だけ異なるのは LAMY のインクカートリッジを使用すること。"口"のパーツの外し方もプラチナカートリッジと同様ですので省略させていただきます。
注意点としては、LAMY の"口"のパーツは柔らかくて割れ易いので、取り扱い要注意です。最悪、使用中に割れてしまうことも考えれれます。

実は、中華コピーの LAMY safari に LAMY インクカートリッジを挿したら口が割れてインクが全漏れしたことがあります。原因は中華コピーコンバーターの口は内径が大きめで、ペン側も太めに作ってあったため LAMY インクカートリッジの口が割れたということなのですが、ほんの僅かなサイズ違いでも簡単に割れてしまうのが LAMY インクカートリッジの口です。
何れにせよ、LAMY インクカートリッジの"口"のパーツは割れ易いのでくれぐれもご注意を。

もう一点。LAMY インクカートリッジの"口"のパーツはカートリッジ本体に熱圧着されているようで、ポロリとは外れません。"口"のパーツをカートリッジ本体から引き剥がすようなことになりますので、外れた"口"のパーツは見た目あまり美しくないです。が、使用には耐えられる程度ですので、見た目を気にせず使ってます。 

出来上がりはこの様になります。

LAMY_conv_000


元の「中華コンバーター(LAMY コピーの出来損ない)」はこんな感じです。いかにも LAMY safari/Al-star で使えそうに見えます。が、真正 LAMY の safari/Al-star に挿してもゆるゆるで使えません。インク漏れどころか挿すことさえままなりません。
なお、「中華コンバーター(LAMY コピーの出来損ない)」にはサイズが色々あって、今回の改造には向かないものもあるのでご注意を。具体的には、赤いつまみの部分が太くて真正 LAMY safari/Al-star には入らない物が存在します。この改造を施す前にその点は確認しておいたほうが良いかと。

LAMY_conv_001


で、取り外した LAMY インクカートリッジの"口"のパーツはこんな感じです。カートリッジ本体から剥がした跡がどうしても残ります。ただ、剥がした部分は、コンバーターに入るので、見た目は多少マシになります。

LAMY_conv_002


真正 LAMY Al-star に挿してみました。元の「中華コンバーター(LAMY コピーの出来損ない)」には本体横にポッチが付いてないので、"口"だけで固定することになります。元々インクカートリッジにはポッチは付いてないですし、他のブランドの万年筆のコンバーターにもポッチは有りませんので、十分使用には耐えられるとは思いますが、注意が必要です。特にこのコンバーターでインクを吸い上げる際、首軸を持って赤いつまみを回していると"口"の部分が滑って回ります。最悪、コンバーターが抜けてインクまみれになる可能性もありますので、インク吸い上げ時には十分な注意が必要です。

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現時点で、Al-star で使っています。一応使えています。インク吸い上げ時にコンバーターが外れそうになりました。インクカートリッジの"口"のパーツは滑り易いように作られているようです。

再度書いておきますが、LAMY インクカートリッジの"口"のパーツは割れ易いので、恒久的に使うことは出来ないと思います。数回使ったら潔く捨てましょう。


注意
⒈ コンバーターが割れて”口”のパーツのみ万年筆側に残ってしまうという事故が起こる可能性があります。
もちろん、同時にインク漏れも起こります。
⒉ 万が一、コンバーターが割れて”口”のパーツのみ万年筆側に残ってしまった場合は、先の細いラジオペンチ、ピンセットなどで取り外すことが出来るかもしれません。

ギャラリー
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